finaleで和太鼓の楽譜を作成するときによく使う楽器は、ボンゴとコンガです。
ボンゴとコンガを使う理由
ボンゴとコンガを使う理由は、2つあります。
- 一線譜であること
- 再生したとき、音が聞き取りやすいこと
一線譜であること
一線譜というのは、和太鼓の楽譜でよくある一本の線に音符を並べる方式です。
和太鼓には音階はないので、基本的に五線譜は不要。
リズムを把握しやすいという面では、五線譜に比べて一線譜の方が見やすいです。
再生したとき、音が聞き取りやすい
これは個人の好みが強いと思いますが、ドラムセットのスネアやタムを使って楽譜を作った場合に比べて、より和太鼓に近い音で再生できます。
また、締太鼓と長胴太鼓と桶太鼓のアンサンブルみたいな楽曲の場合、ボンゴやコンガの音の差をうまく使って、それぞれの音が聞き分けれるような再生ができます。
finaleで楽譜を作成するメリットの一つにプレイバック再生ができることがありますが、ボンゴとコンガを使うことでそのメリットを享受することが可能になります。
ボンゴとコンガの音の種類
finaleのボンゴやコンガには、複数の音の種類が用意されています。
ハイボンゴ(High Bongo)とローボンゴ(Low Bongo)
ボンゴには、HighとLowの2種類の音があります。
・ハイボンゴ(High Bongo): テンテンという高い音。主に締太鼓パートに使う。
・ローボンゴ(Low Bongo): トントンという真ん中の高さの音。長胴太鼓パートに使う。
コンガには5種類の音がある
コンガには5種類の音が用意されています。
・レキント(Requnito)
・キント(Qunito)
・コンガ(Conga)
・トゥンバ(Tumba)
・スーパートゥンバ(Super Tumba)
音の高い順に並べています。
良く使うのは、コンガとトゥンバですね。
コンガは担ぎ桶太鼓パートのようにパンっと弾けた音のとき、トゥンバは長胴太鼓のパートのときに使います。
大きめの長胴太鼓で低い音が欲しいときは、スーパートゥンバを使うこともあります。
【参考】ボンゴやコンガって実際、どんな楽器?
私は和太鼓マンなので、ボンゴやコンガって実際にどんな楽器か、ほとんど知りません。
なので、Wikipedeiaをリンクしておきます。
ボンゴ(Bongo)
ボンゴって↑こんな感じの打楽器。
大小2つの太鼓が並んでいます。
コンガ
By Añoranza from en.wikipedia.org, CC 表示-継承 3.0, Link
コンガって↑こんな感じの打楽器。
太鼓のサイズによって、キント、コンガ、トゥンバと呼び分けられているようです。
以上です。