和太鼓を叩くとき、履物はどうしてますか?
裸足でしょうか? 地下足袋でしょうか?
私は、黒や青のスポーツ系シューズを履いています。
今回は、アマチュア和太鼓団体が太鼓を叩くときの足元について、私の経験から思うことをざっくばらんに書きます。
和太鼓の伝統的スタイルと現代的スタイル
和太鼓の演奏衣装には、伝統的スタイルと現代的スタイルがあると思います。
伝統的な和太鼓スタイル
民俗芸能としての盆踊りやお祭りで和太鼓を叩くときのスタイルです。
区分 | 説明 |
---|---|
盆踊り風 | 浴衣に草履か下駄が基本。やぐら台の上で叩くときは裸足。 |
お祭り風 | 法被と腹掛に股引で、足元は地下足袋。やぐら台の上で叩くときは裸足。 |
お寺風 | 作務衣に草履。または裸足。 |
独断と偏見でザクッと3つに分類しましたが、和太鼓といえばこのスタイルというくらい定番かと思います。
イキとかイナセという、和太鼓らしいカッコよさがありますよね。
有名なプロチームの鬼太鼓座や鼓童などが伝統的スタイルでカッコ良く叩いています。
その影響が大きいためか、創作系のアマチュア和太鼓団体でもこのスタイルを踏襲するところは多いです。
現代的な和太鼓スタイル
一方で、現代的な演奏衣装を志向する団体もたくさんあります。
基本的には自由な発想を重視して、普段着のような衣装からプロ奏者を模した衣装まで多様です。
有名なプロチームでいえば、DRUM TAOやZI-PANGですね。
特にDRUM TAOは、著名なデザイナーに衣装をお願いしており、参考になります。
アマチュア団体の場合、入手のしやすさから、スポーツ系シューズか革靴など既成のモノから選択する多いです。
靴を選ぶときの5つのポイント
ちょっと目線を変えて、靴または履物に求められる特性を考えて見ます。
和太鼓を叩くという活動を考えた場合、見栄え、機能性、安全性、衛生面、利便性があると思います。
名前 | 説明 |
---|---|
見栄え | 衣装にあった足元であるか |
機能性 | パフォーマンスを上げることができるか |
安全性 | 足を守ることがてきるか |
衛生面 | 環境に対して衛生的か |
利便性 | 履いたり脱いだりするしやすいか |
見栄え
衣装は演奏表現の一つなので、見栄えは大事です。
衣装にあっている足元である必要があります。
カッコいい衣装で演奏するのは、練習のモチベーションにもつながります。
機能性
機能性は、パフォーマンスを上げるための性能の優劣ですが、和太鼓で大切なのは、滑らないことと、疲れにくいことだと思います。
まず、和太鼓で良い音だすためには下半身の安定が大切です。踏ん張りがきかないと良い音が出せません。
一方で和太鼓は室内で叩くこともあれば屋外で叩くこともあります。体育館やフローリングのステージでは、床が滑りやすくなっていることが多いです。
したがって、床(地面)の状態になるべく左右されないものを選ぶことが大切です。
また、和太鼓は立ったままの時間がかなり長いので、思った以上に下肢に負担がかかります。なので、なるべく足が疲れないモノがよいと思います。
個人的な感覚かもしれませんが、裸足は靴を履くよりかなり疲れます。少しでもよいパフォーマンスをお客さんに見てもらうためにも、疲れない履物が重要と思います。
安全性
靴はそもそも足を守るためにあるものです。
裸足のままだと、外で演奏するときに危ないです。また、太鼓が足の上に落ちて大怪我をした人もいるそうです。
個人的には、裸足や薄い生地の履物は、安全性の面で好みではないです。
衛生面
アマチュア団体の場合、和太鼓を演奏する場所は、お祭り、老人ホーム、保育園や学校、イベント会場などなど多様です。
それぞれの場所ごとに、履物の規制があったりします。
例えば、老人ホームなどでは、衛生面から土足禁止、裸足禁止のところもあります。
あまり汚れていない靴で訪問しましょう。
あと、裸足だと冬は寒くて地獄です。
利便性
利便性とは、履いたり脱いだりするしやすさです。
和太鼓のアマチュア団体の場合、演奏会場での移動やセッティングを手短にする必要があります。
演奏が場所を変えて1日2回というときもあり、かなりバタバタします。
そして、場所によっては土足禁止というところが時々あります。
なので、パッと履けてパッと脱げるというのは大事です。
裸足は、履き替えという作業は不要ですが、汚れた足を洗うことになり、結局のところ利便性が良くないです。
結局、私は和太鼓を叩くときにスポーツ系シューズを選ぶ
上記の5つの要素を満たすのがスポーツ系シューズですので、私はスポーツ系シューズを使っています。
加えて、スポーツ系シューズには以下の良さがあります。
- 色柄がたくさんあって、カッコ良いデザインが多いです。
- 毎年、新商品が出るので飽きません。
- 普段履きにも使えます。
つまりイイとこずくめです。
なお、前提として、私の所属チームが現代的スタイルを志向しており、比較的に自由に検討できるという環境面があります。この辺はチームによって様々なので郷に入れば郷に従えの方がよいと思います。
体育館で和太鼓を叩くときのスポーツシューズ
練習場所として、体育館や音楽ホールを利用する和太鼓チームは多いと思います。
体育館や音楽ルームでスポーツシューズを利用する場合は、滑らないものを選びましょう。
バレーボールシューズは滑らなくて軽いのでおススメです。
バドミントンシューズを使っている知人もいます。
テニスシューズやジョギングシューズは、体育館では滑るものが多いと思います。また、バスケットボールシューズは滑らないのですが重いので使っていません。
まとめ
ということで、和太鼓を叩くときの履物について個人的な見解をツラツラと書きました。
和太鼓を始めようと思う人やビギナーの方に参考になれば幸いです。