和太鼓ビギナーのみなさん。新しく楽曲を覚えるは大変ですか?
新曲を覚えるには、週に1回か2回のチーム練習だけでは時間が足りません。どうしても、自宅での個人練習が必要になります。とは言え、なかなか自宅練習の時間もとれず、また継続も難しいのも現実。
ということで、私がやっている楽曲を効率的に覚える方法を紹介します。
楽曲を覚える順序
楽曲を覚えるには順序があります。以下の4つに分けて考えています。
- 口唱歌できるようになる。
- 手順を覚える
- 飾りとなる振りを覚える(バチ回しなど)
- 編成や人の移動を覚える
口唱歌できるようになる。
まず、口唱歌できるようになることが最優先です。
歌えれば必ず叩ける、歌えなければ叩けない。
口唱歌を覚えるときは、さらに2つのステップに分けると良いです。
- リズムを覚える。
- 表現(アクセントやダイナミクス)を覚える。
まず、平坦に「 ドンドコドコンコ 」っという感じてでリズムを歌って覚えます。音のタイミングを理解することに集中します。
次にアクセントやフチ打ちなど、音の表現や音色を加えて歌って覚えます。
一通り、口唱歌を覚えたら、インテンポで歌えるようにします。
メトロノームに合わせたり、自分で手拍子(8分音符で膝を手で叩くなど)したりしましょう。
尚、いろんな譜面を読む経験を積むと、このステップは短時間で終わるようになりますよ。
手順を覚える
ここが一番時間を要するところです。
まずは手順表を見ながら、膝打ちなどで手順を確認しましょう。
ここも、①リズム、②表現(アクセント等)の順番で覚えると良いです。
また、難しい手順は、小さく分解して、簡単な小ピースごとに練習し、徐々につなぎ合わせていきましょう。
だいたい手順を覚えたら、メトロノームに合わせてインテンポで叩く練習をします。
ここまできたら、ほとんど暗譜できていると思います。
飾りとなる振りを覚える(バチ回しなど)
手順を暗記できたら、見せるための表現を覚えます。
例えば、以下のような技です。
- バチ回し
- 意識的にバチを上げる、止める
- 太鼓から太鼓への移動
- エンディングのポーズ
これらは、実際にバチをもって体を動かして練習します。
4、編成や人の移動を覚える
最後に、チームで合奏する場合の編成や人の移動を覚えます。
どこに太鼓を配置してるか、自分はどこで叩くか、楽曲中に移動する場合はそのタイミング、などですね。
これは、全体練習でないとできないものが多いですが、自宅で頭の中でシミュレーションしておくことが大事です。
曲のどの部分から覚えるか?
まずは、全体感を掴むために曲の最初から最後までサッと通してみます。引っかかるところが合っても良いので最後まで見ましょう。
そのとき引っかかるフレーズを抽出し、その後はそこを繰返し練習します。
- 口唱歌で全体をサッと通し、引っかかるところを口唱歌で繰り返す。
- 手順を入れて全体をサッと通し、引っかかるところの手順を繰り返し練習する。
練習のときに、いつも曲の始めからやっていると、曲の始めばかり上手になって、後半はサッパリってことになりますよ。
必ず全体を俯瞰しながら、ポイントをしぼって練習しましょう。
目的意識を持って短時間の練習を継続すること
自宅練習は短い時間でもいいので、毎日やると効果が高いです。
が、短時間で効果を上げるには、工夫が必要です。
- 曲のポイントになるフレーズを抽出、一覧化。
- それらをやる時間を決める(自分の時間割から天引きする)。
例えば、ある楽曲の難しいフレーズがあるなら、
みたいな計画を立てて実行します。
これを継続するには、それを楽しいと思うようにすること、プラス思考でいることが大事ですね。
義務と思うと続かなくなります。
まとめ
結果ではなく、練習をしているということ自体を楽しむことが大切です。
自戒の念をこめて。
おススメ記事
和太鼓を始めたばかりならぜひこちらもご覧ください。