和太鼓が上手になる3つのタイミング

3人の子供
和太鼓が上手になりたい!

これは、太鼓をする人に共通の思いですね。 和太鼓が上手になるタイミングは3つあります。

  1. チーム練習
  2. 個人練習
  3. 演奏会

速く上手になるためには、この3つのタイミングの特徴を知って使い分けることが大切です。

また、和太鼓は、その大音量と振動から叩ける場所が少ないという制約があります。その制約を加味したうえで、3つのタイミングの使い分けを考える必要があります。

ここでは、アマチュア和太鼓チームを20年運営してきた経験から、どのように3つの上達タイミングの使い分けしてきたかをを紹介します。

太鼓上達のループ

上達のループ図

和太鼓が上手になるタイミングは3つありますが、それぞれに関係性があります。その関係を表現したのが上の「太鼓上達のループ図」です。

「演奏会・練習ループ」(オレンジ)と「チーム練習・個人練習ループ」(グリーン)のダブルループ構造になっています。

ループ 説明
演奏会・練習ループ
  • 練習でやった成果を演奏会で発揮する。
  • 演奏会でできなかったことを練習メニューに反映する。
チーム練習・個人練習ループ
  • 個人練習でやったことをチーム練習で確かめる。(予習)
  • チーム練習でできなかったとことを個人練習で練習する。(補習、復習)

まずは、この3つのタイミングの関係性を理解し、それぞれのタイミングで何をすべきかを考えます。

和太鼓を叩ける場所が少ないという制約

次に、和太鼓を実際に叩ける場所が少ないという制約を考慮します。

場所選びにおける和太鼓の問題点

和太鼓は、叩ける場所を見つけるのが難しい楽器です。その問題は以下の3つ。

問題 説明
大音量 大音量は和太鼓の魅力なのですが、それが短所でもあります。公民館などで防音していない施設だとNGの場合が多いです。
振動 太鼓の振動は想像以上です。振動を考慮していない音楽スタジオなのではNGになる場合があります。
持運び 特に大太鼓ですが、大きさや重さのため搬入・搬出が大変です。ドアの大きさから搬入できない場合もあります。

和太鼓を叩ける場所は、この問題がクリアできる体育館や音楽ホールなど限られた施設になります。

さらに、これらの施設を借りる場合、それなりの料金を取られるとともに、予約がなかなか取れないというケースも多いです。そのため、個人的に予約することは少なく、和太鼓チームとして予約することが多いと思います。

一般的な楽器との違い

例えば、ギターなんかの楽器の場合、自分でギターを買って、まず個人で練習をします。それからバントの練習に参加してみんなで音を合わせる練習をすると思います。

和太鼓の場合、自分で和太鼓を買って自宅練習する人は、あまりいません。自宅で叩いたら、かなりの近所迷惑だからです。

タイミング 和太鼓 ギター等
チーム練習
個人練習 ×
演奏会

上図から考えると、実際に和太鼓を叩くことのできるタイミング(チーム練習、演奏会)と、叩かないタイミング(個人練習)について、それぞれ何を視点に練習をするか、ということがとても大切になります。

チーム練習と個人練習

では、「チーム練習・個人練習ループ」の各練習においては、どのようなことをポイントに練習すべきでしょうか?

チーム練習と個人練習の差

チーム練習と個人練習の環境的な差は以下の2点です。

  1. 和太鼓を実際に叩く/叩かない
  2. 複数名か一人か
項目 チーム練習 個人練習
太鼓 叩く 叩かない
人数 複数人 一人

これを考慮して、練習メニューを組みます。

チーム練習のポイント

以下のポイントを中心に練習をします。

# ポイント 強化される要素
1 実物の太鼓を叩ける。
  • 体力、筋力
  • リバウンドコントロール
2 音を出せる
  • 良い音を出す
  • 太鼓音に慣れる
3 他の人の音、ノリを聞きながら打てる。
  • 良いノリの人に引っ張ってもらう。
  • リズムの乱れに惑わされなくなる
4 複数のパートを合わせた練習ができる。
  • アンサンブルや掛合いの練習ができる。
  • 本番演奏の練習ができる
5 実際の演奏の配置で練習できる。
  • 太鼓の音がどっちから聞こえるかで雰囲気がかわる。
  • 配置換えの動線の確認

練習で実際に太鼓を叩けるのはチーム練習のときだけです。とても貴重な練習時間です。なので、まずは太鼓をたくさん打って、体力やスキル面を強化することが練習メニューの中心になります。

そこに、リズム系の練習やメンバーとの掛け合いの練習を上手く組み合わせたり、演奏会の配置を想定した配置もシミュレーションを付加していきます。

何度も言いますが、チーム練習の時間はとても貴重です。ですので、以下のことに気をつけています。

  • 練習メニューは事前に決めておく。
  • テキパキ動く。ダラダラしない。
  • 連絡事項は、メールなどを活用し、練習時間中は練習に集中する。
  • 楽譜は予習しておく。
  • 個人練習での予習、復習が必須。

個人練習のポイント

個人練習は、和太鼓を実際に叩くことは難しいですが、自分のスキルにあった練習が自分のペースできるという長所もあります。 ここを意識て練習メニューを組みます。

# ポイント 強化される要素
1 リズム練習 メトロノームを使ってタイミングを正しくとる練習
2 手順の練習 左右の手のコンビネーションをよくする
3 楽譜の暗譜 楽譜の暗譜は一人の方が集中できます。
4 基礎体力 ジョギングや体幹を鍛える筋トレ、ストレッチなど。

こういった練習を個人練習でしっかりと行い、チーム練習では実際の太鼓でその成果を確認する、というサイクルが理想的です。

仕事を持っている人の場合、個人練習がなかなか定着しない、継続できないという問題があります。これへの対応は人それぞれだと思いますが、私は以下のことに気をつけて習慣化するよにしています。

  • やる時刻を固定化する。
  • やる時間を決める。
  • いろいろ詰め込まない。

演奏会を経験することで成長する

演奏会は成長のチャンスです。演奏会でしか得られない「緊張」を経験できるからです。

演奏会はかなり緊張します。緊張のために身体はガチガチ、頭が真っ白になることも。練習でできていたことも出来なくなります。この緊張の中で太鼓を叩くという経験を通して、みんな成長します。

まず、度胸がつきます。緊張に慣れるという方がピッタリかもしれません。コレだけは、場数がものを言います。

次に、集中力が増しているため、演奏曲に対する理解が深まります。練習では覚えられなかったフレーズを思い出したりします。

さらに、本番でしか見えないものが見えます。お客さんの掛け声、太鼓の配置、音響なと、練習とは違った環境になります。メンバーの打つ太鼓の音が違って聞こえたり、ノリが違ったりします。

こういう経験を通して、「この曲は大丈夫」という自信がつきます。

本番の経験は、自分の力をかなりアップします。これは、経験が浅い人ほど顕著です。経験の長い人は、緊張するようなストレスのかかる状況を作っていくことが大事です。

まとめ

和太鼓が上手になる3つのタイミングとその関係性について紹介しました。

これを理解できたら、3ヶ月で計画を立ててみましょう。例えば、次のようか感じです。

  • 個人練習: 週3日20分ずつ
  • チーム練習: 週1回3時間
  • 演奏会: 3ヶ月目に2回

演奏会のタイミングや頻度は、自分の都合ではなかなか決めれませんが、そこを目標に上記のような時間配分で計画を立ててみてください。

私は、これで成果があがりました。

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