弟子: 準備の大切さはわかったけど、どれくらい時間をかけたら良いのでしょうか?
師匠: 24時間です。
弟子: ???
ここ数回の記事で準備が大切ということを書いてきました。
で、思いました。
準備にどれだけ時間をかければいいのかと。
その答えは、リンカーン先生とベストキッド先生に教えてもらいました。
リンカーンは準備に3倍の時間をかけろと言うけれど。。
アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンに、以下のような名言があります。
木を一本切るのに8時間ももらえるのなら、私は最初の6時間を斧を研ぐのに費やす。
- 木を切る=2時間(25%) ← 直接の努力
- 斧を研ぐ=6時間(75%) ← 間接の努力、準備
直接の努力1に対して、3倍の時間を間接の努力(準備)に費やしています。
太鼓の練習に置き換えると、例えば毎日1時間の練習をするなら、その準備に3時間をかけることになります。
これは、普通のサラリーマンには無理です。
準備の捉え方を変えよう。
話は変わり、ベストキッドという映画があります。
高校生の時に見て、とても感動した記憶があります。
サバイバーのテーマ曲は今もお気に入りの曲の一つです。
映画のストーリは、ある少年が空手を日本人の先生(ミヤジ先生)にカラテを教えてもいながら成長していくというものです。
この映画の中で、クルマのワックス掛けやペンキ塗りといった雑用を通してカラテの動きの基礎を学ぶという有名なシーンがあります。
雑用=日常生活。
日常そのものの中に学びがあるということですね。
深い。
準備とは、練習に直結するものだけではありません。
- プロの演奏動画を見て感性を向上すること。
- 日常生活での判断で、優先順位つけのセンスをつけること。
- 整理整頓を心がけるけること。
- アンテナを敏感に情報収集すること。
- よく寝る事。
- 栄養に気をつけること。
- 規則正しい生活をすること。
- 仕事も準備の一つです。
日常生活そのものが準備だと考えましょう。
そう考えると、24時間、準備している。
日々の生活の中で、意識の持ち方が大切ということですね。
CAPは15分以内。
先日の記事で、練習の準備ではCAPをやりましょうというと書きました。
CAPとは、PDCAのCheck、Aciton、Planのことです。
日常すべてが準備ではありますが、このCAPは明示的に時間をとってやるべき準備です。
でも、何時間もとっては長く続きません。
私は、日々の練習では準備(CAP)は15分が目安と考えてます。
時間配分はこんな感じです。
- Check 5分
- Action 5分
- Plan 5分
これを通勤電車の中とか、寝る前とかにやってます。
で、練習を始める直前には、さらっと振返るだけにします。
まとめ
リンカーンの言葉は、「自分を研いて、基本性能を高めよう。」ということだと思います。
それを例えば、一日に使える時間を8時間として分かりやすく説明したものと思います。
なので、自分自身の基本性能を高める行為すべて準備といえます。
「学び」とは日常の中にあるんですね。
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