和太鼓の中級者向け!アクセントフレーズを4つのストロークに分解する

和太鼓では、アクセント(大きい音)とノーアクセント(小さい音)は、バチの高さで制御します。

叩く前のバチの高さと、叩いた後のバチの高さの組合せで、合計4つのストロークがあります。

ここでは、この4つのストロークを簡単なアクセントフレーズにあてはめて、手の動きを具体的に理解していきます。

今回の練習フレーズ

まず、今回の練習フレーズです。

8分音符が8つからなるシンプルなリズムです。1拍目と3拍目の頭がアクセントになっています。

口唱歌にすると「 タツツツ   タツツツ 」です。「 タ 」がアクセント、「 ツ 」がノーアクセントです。

アクセントの楽譜

簡単ですよね!

なお、一線譜の上にあるオタマジャクシは右手、下にあるオタマジャクシは左手を意味します。

4つのストロークを当てはめる

このアクセントフレーズを叩くために、4つのストロークを当てはめてみます。

アクセントの楽譜、ストローク種類付き

なぜ、「 DTUT 」なのか、よく考えてみましょう。

理解のポイントは、2つです。

  • アクセントを叩く手はどっちの手か、
  • その手のアクセントの前の音符はアクセントかノーアクセントか

ややこしいですねぇ。簡単なフレーズなのに、わけがわからなくなってきました。

「 D 」とか「 T 」とかが分からない人は、4つのストロークを復習しましょう。

右手だけ取り出して考える

ややこしいものを簡単にするために、片手ずつに分解して考えます。

まず右手だけを取り出します。

アクセントの楽譜、右手のみ

右手は4分音符の頭を4つ叩いています。その1拍目と3拍目がアクセント。口唱歌だと「 タ、ツ、タ、ツ 」です。

1発目はなぜダウンストロークなのか

1発目はアクセント(大きい音)なのでバチを高い位置から振り落とします。
次の音(2発目)はノーアクセントなので、1発目を打った後は手は上げません(バチは低い位置のまま)。
なので、これはダウンストロークになります。

2発目はなぜアップストロークなのか

2発目はノーアクセント(小さい音)なのでバチは低い位置から開始します。
1発目のダウンストロークからのつながりですね。
そして次の音(3発目)はアクセントなので、2発目を打った後の手を振り上げる必要があります。
なので2発目はアップストロークになります。

3発目、4発目も同じロジックです。

右手のストロークをまとめると

以下に右手の動きとストロークを表にまとめました。

右手 大きさ 叩き始めの
バチの高さ
叩いた後の
バチの高さ
ストロークの種類
1発目 アクセント 高い 低い (D) ダウンストローク
2発目 ノーアクセント 低い 高い (U) アップストローク
3発目 アクセント 高い 低い (D) ダウンストローク
4発目 ノーアクセント 低い 高い (U) アップストローク

ポイントは、アクセントを打つ前の音符で手を振り上げることです。

右手のフレーズでは2拍目と4拍目が振り上げるタイミング。

アクセントの楽譜、右手を上げるタイミングを明示

右手だけで練習をする

まず、右手だけで動きとタイミングを練習しましょう。

その際、口で「ダウン、アップ、ダウン、アップ」とか「イチ、ニィ、イチ、ニィ」とか言いながらやりましょう。

手を上げるタイミングで、「アップ」または「ニィ」と大きな声で言うとタイミングを意識しやすです。

左手だけ取り出して考える

次は左手です。

左手は、4分のウラを叩いてます。ノーアクセントが計4発です。

アクセントの楽譜、左手のみ

左手は、全部ノーアクセントなので手を上げるタイミングはなく、結果、全てタップストロークになります。これは簡単ですね。

右手と左手を合わせる

片手ずつ分解した結果をマージします。

アクセントの楽譜、左右の順番と右手を上げるタイミングを明示

この時に大切なのは、片手ずつ分解して確認した手の動かし方を変えないということです。

右手、左手それぞれが独立して動くこと。反対の手につられ動かないことです。

間違った動き方の例

右手を上げるタイミングがイケてない例です。

間違ったタイミングで手を上げている例

左手のタップストロークと同じタイミングで右手を振り上げています。本来アップストローク(U)のところであげるのですが、そこでは上げずに遅れて上げています。

アクセントの楽譜、右手を上げるタイミングを明示

右手だけ取り出して考えたシンプルな動きとは、上げるタイミングが違っているのがわかりますか。右手が左手の動きにつられているんですね。

この間違った動きだと右手を上げるタイミングが遅いため、テンポが速くなると、右手を上げる時間がなくなります。

そのため、その次のアクセントがしっかり打てず(大きな音がでない)、メリハリが弱くなってしまいます。アクセントをより大きくするために、力んでしまうという悪循環になってしまいます。

大切なのは、より速いタイミングで手を振り上げることです。それはアップストロークのタイミングなのです。

まとめ

非常にシンプルなフレーズにアクセントのための4つのストロークを当てはめてみました。

また、右手と左手に分解して、手の動きとタイミングを整理しました。

そして、間違った動き方の例とその影響を紹介しました。

実はこの間違った動きの例は、私のもよくやってしまう打ち方なのです。

ある楽曲でテンポの速いアクセント・フレーズがなかなか上手に叩けませんでした。なぜだろうと分析をしてみた結果、原理原則(4つのストローク)からズレた動きが癖になっていることに気づきました。

現在、この手癖を直すため、鋭意、練習中でございます。

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