太鼓が上手に叩けるということには、二つの要素があります。
- イメージが正しいこと
- イメージどおりにできること
難しく、かつ大事なのは前者の正しいイメージを持つことです。
この2つをマトリクスにして関係を表すと以下のようになります。
イメージと制御のマトリクス
ここで言うイメージとは、外から見た動きもありますが内面的な感覚も含みます。
例えば、バチで太鼓を叩く動作であれば、
- 腕を鞭のように振る=外面的なイメージ
- 肩、肘、手首という順番でスムーズに動かす=内面的なイメージ
という意味です。
繰返し練習することを通して、内面的なイメージをシャープにしていくとともに、そのイメージを実際に体の動きとして実現する正確性を上げていきます。
上のマトリクスでいえば、イメージをシャープにするのは赤い矢印、体の動きの正確性を上げるのは青い矢印です。
そして、そのどちらかだけでは、上手になれません。
両方を合わせた緑の矢印の進み方が必要になります。
なので、練習をするときは、自分のやりたいこと(=イメージ)を明確にするという意識が大事になります。
太鼓教室やワークショップで先生に習うのは、この正しいイメージをつかむためです。
そこで学んだ正しい(と思う)イメージを自分で練習してみて、そしてまた先生にイメージが正しいかをチェックしてもらう。
この繰り返しが上手な上達方法だと考えます。
教えるのが上手な先生は、このイメージを伝えるのが上手な先生だともいえます。
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